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生ネコバニーの冒険 ACT3

ゲスト - 税所伊久磨&漆崎敬介

店長のお見舞いにやってきた女・麻生良子。病室のはずのそこにいたのは医者と名乗る人物で

2011年4月25日生放送のアーカイブ

税所伊久磨 / さいしょいくま
1966年9月16日生 / 神奈川県出身 / 俳優
漆崎敬介 / うるしざきけいすけ
1972年7月16日生 / 大阪府出身 / 俳優
漆崎敬介公式サイト

今回の即興劇設定

病院に見舞いに来た読書好きな女とその女が最近読んでいる小説の主人公(精神科医)。そしてその患者。

山口監督から 税所伊久磨への役柄指定

宇佐木洋二郎(うさぎようじろう) / 43歳 / 男

精神科医。面倒見がよく、明るくてひょうきんな性格。都内で精神病院「USAGI心療クリニック」を経営している。

家族は妻の加代子(かよこ)と息子の祐介(ゆうすけ)、娘の由衣(ゆい)。どんな患者でも受け入れて、親身に診療を行う宇佐木のもとにはたくさんの変わった患者が集まってくる。

着ぐるみが脱げないという妄想に取り付かれ、常に自分の皮膚を引っ張っている女・山崎富子(やまざきとみこ)や、自分を中学生だと思い込んでいる男・米沢敬介(よねざわけいすけ)など。米沢は自分の事を猫山蟻助(ねこやまありすけ)という名前の中学2年生だと思い込んでいる。もうかれこれ2年程担当しているが一向に症状は良くならない。

二人の病名は統合失調症もしくは解離性同一性障害。今日もまた宇佐木のもとに新しい患者がやってくる。

エチュードスタート時は部屋の中にいるところからスタートしてください。クリニックの診察室の中という設定です。

山口監督から 漆崎敬介への役柄指定

猫山蟻助(ねこやまありすけ) / 14歳 / 男

中学2年生。都内のアパートで母と二人で暮らしている。最近は学校に行ってもなぜか入り口で追い返されてしまう。なぜだろう?

週に2回「うさぎ先生」という人のいる病院に通っている。母が「月曜日と木曜日にここに行きなさい」と言うから通っている。「うさぎ先生」は面白くて優しいから好きだ。今日も「うさぎ先生」に会いに来た。

口癖は「はい!猫山です!申し訳ありすけ!」。

赤いカバンが大好きだ。赤いカバンを見ると無性に奪い取って中を見たくなってしまう。怒られると「はい!猫山です!申し訳ありすけ!」と言って謝る。そうするとみんな許してくれるのさ。学生服着用。ヅラ無し。少年ですが14歳ですので幼稚な感じの喋り口調にはしないでください。

エチュードスタート時は扉の外からスタートしてください。病室という設定です。先に阿部さんが入りますので、その6分後くらいに入ってください。

山口監督から 阿部恍沙穂への役柄指定

麻生良子(あそうりょうこ) / 28歳 / 女

福岡県出身。独身。都内の書店で働いている。東京に出てきて9年だがいまだに博多弁が抜けない。小説好き。就寝前に緑茶を飲みながらベッドで小説を読むのが何より至福のとき。

今日は高田馬場大学病院にやってきた。仕事先の店長のお見舞いだ。店長・東山純(ひがしやまじゅん)43歳は先週交通事故に遭って足を骨折して入院中。

東山はいい加減でだらしない上司だ。そのくせ部下には厳しい。麻生には常に「方言を直せ」とうるさく言ってくる。でも小説の趣味が合うので店が暇なときはお互いの好きな小説の話で意外と仲良く会話出来る。

東山は結婚しており、店の近所のマンションに住んでいる。奥さんは専業主婦でたまに犬の散歩のついでに店にやってくる。犬の名前はチャピー。奥さんの名前は知らない。

麻生の最近の愛読書は「精神科医 宇佐木洋二郎(せいしんかいうさぎようじろう)」シリーズ。作者は斉藤欄治郎(さいとうらんじろう)。着ぐるみが脱げないという妄想に取り付かれ、常に自分の皮膚を引っ張っている女や、自分を中学生だと思い込んでいる中年男など変な精神病患者がいっぱい出て来て面白い。今はシリーズの新刊「狂った人参とメカシコンデ」を読んでいる。

エチュードスタート時は赤いカバンを持って扉の外からスタートしてください。開始後、数秒、間を置いて入室してください。病室という設定です。