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生ネコバニーの冒険 ACT47

ゲスト - 福居惇平

ギャンブルに溺れ、借金まみれになってしまった静子
どんな人間でもお金を貸してくれると噂の西洋料理店「山猫軒」に訪れたが…

2017年3月24日生放送のアーカイブ

福居惇平 / ふくいじゅんぺい
1992年12月4日生 / 兵庫県出身 / 俳優
2015年に映画製作団体「東京無為徒食会」を結成し、 自主映画を中心に活動。
「こうたろうとちりのすけ」(2015)、「ハッピークッキーデリバリー」(2016)では原案・ 主演を務める。最近では大崎章監督のMV「HOME AND HOME」に出演するなど活動の幅を広げつつある。

今回の即興劇設定

とある謎のレストラン。
金を借りに来た女と謎の関西人。

山口監督から 阿部恍沙穂への役柄指定

寺西静子(てらにししずこ)

38歳 / 女 / 独身 / 千葉出身

ギャンブルと酒好き。
20代で夢に挫折し、ギャンブルに溺れてしまったクチである。
ギャンブルに溺れたせいで挫折したともいえる

ここ半年、ギャンブルでの負けが続き、借金で首が回らなくなっていた。
返済の滞納により、一般の消費者金融からの借り入れはもはや出来なくなっており、友人や親戚ももちろん貸してくれない。
仕方なく闇金から10万を借りたのだが、利息すら払いきれない状況で、激しい催促から逃げ回る日々になってしまった。

家賃も滞納が続き、ついに部屋を追い出されてしまった静子は噂を頼りに西東京にやってきた。
西洋料理店「山猫軒」。
この店に相談すれば消費者金融ブラックな人間でも、安い金利でお金を貸してもらえるという噂を耳にしたのだ。

噂によればフランスで修行した若いシェフが経営するレストランで、困っている人を助けてくれる駆け込み寺のような店らしい。
住宅街から30分ほど歩いた林の中にあるその店は洋風の古いアパートのようなオシャレな外観。
もはや手持ちの金額は帰りの電車賃にも足りないくらいしか残っていない。

高級なフランス料理とか出されても、払う金もない静子は少し躊躇したがもう行き場もないのでゆっくりと店のドアを開けた。

シチュエーションは西東京にあるレストランという設定です。
エチュードスタート時は室内で待機してください。

山口監督から福居惇平への役柄指定

肉倉龍造(ししくらりゅうぞう)
28歳 / 男 / 独身 / 大阪出身 / 東京在住

大阪西成出身。関西弁を話し、比較的明るい性格。

幼少の頃から実家のホルモン屋を手伝って肉料理を学び、フランスでの料理修行を経て、23歳で帰国。
西東京で西洋料理店「山猫軒」を経営している。

表向きは野鳥やシカ、クマの肉を扱うジビエ料理専門店だが、裏ではもっと別の特殊な肉を扱っていて、ごく一部の食通やマニアにその特殊肉料理を振る舞っている。
その特殊な肉とは人肉である。
極秘ルートで入手した人肉を使用して、様々な肉料理を高額で提供する。

この極秘ルートこそが肉倉の本業、闇金融業である。
一般の消費者金融からの借金が出来なくなったブラックな人々を相手に高い利息で金を貸す。
利息を払えなくなった人間からは金の代わりに肉体の一部を提供させる。

足の指や尻の肉など目立たない部位に始まり、腕や脚、眼球や臓器など部位によって金額も違うので、借金の返済どころか提供する部位によっては返済者が利益を得る事も可能である。

もちろん世間的には一切を隠している訳だが、闇の世界ではこの店の噂が人づてに伝わり続けているようで、週に2〜3人は金を借りにくる者が現れ、月に1組は特殊な肉を注文する者が現れる。

肉倉はジビエを料理する際、必ず肉を提供してくれた命に感謝をしてから調理に臨むように心がけている。
それは人肉の調理においても同じである。

店名、西洋料理店「山猫軒」は宮沢賢治の「注文の多い料理店」という童話から名付けた。
森に狩りに来た猟師が逆にもっと強大な存在に食べられそうになってしまう童話である。
食べられる命への感謝の念と生態系の頂点にあると思っている人間の傲慢さに対する戒めを込めてこの店名にしている。

肉倉の人肉料理は貴重な食材を口にしたいと願う食通たちの需要への対応と借金苦で自殺してしまうような多重債務者への救済を兼ねた肉倉の信念に基づいた事業なのである。

店は住宅街から徒歩30分ほどの林の中にひっそりと建っている。
洋風の古いアパートのような外観である。

シチュエーションは西東京にあるレストランという設定です。
エチュードスタート時は店の奥で待機して、スタートの10秒後に入室してください。

練習編 生ネコバニーの散歩